
松本記念財団

国際交流
2024年
4月6日
第二回ポジティヴヘルス実践者研修が軽井沢で開催されました。
教育、建築設計、まちづくり、医療福祉に大きな影響を 与える健康のコンセプト、「ポジティヴヘルス」を学び合うポジティヴヘルス実践者研修が日本・オランダで企画され、第1回目が軽井沢で開催されました。第2回目は、福井、第3回目はオランダで開催されます。当財団も、本プログラムの一部助成を行っています。

左から(紅谷ドクター、Dr.Ingrid, Dr.Selma Dr.Karolien 1人おいて、通訳のシャボットあかね氏)
2019年
5月31日

オランダでの3回目の研修を終え、フーバー先生から修了証書を授与され記念撮影。日本での今後の展開が期待されます。

ヘルスケア分野では、従来の病気とケアから、今後は自己管理力、e-health/予防にシフトし、「意味のある人生」に焦点をあてていかなければならない。

リンブルク州のAfferdenの家庭医と患者宅に同行。「くもの巣」ツールを使用して、柔和な笑顔で患者とじっくりコミニュケーションを取っていました。
4月13日/27日
日本で初めて、ポジティヴ・ヘルス養成研修コース(第1回、第2回)福井のオレンジ・クリニックにて開催。

初来日のマクトルド・ヒューバー(右側)。左側は、一緒に来日した通訳兼コーディネーターのシャボット・あかね氏。ヒューバー氏は、滞在中に日本食を堪能。

ポスターや配布資料の準備も参加者で分担してスムーズに進行。開始直前。

メンバーは、15人限定で、職種は医師、薬剤師、コミュニュティナース、理学療法士、アカデミア。学生など様々。聴講中の一コマ。
2018年
6月3日~7日
「Positive Health」について研修視察のため、オレンジクリニックメンバーと共にリンブルグ州を訪問

訪問した市庁舎は、1992年2月7日 欧州連合の創設を定めた条約(マーストリヒト条約)が締結された歴史ある場所。

リンブルク州はポジティヴ・ヘルス※のコンセプトを土台に、2016年から新しい地域つくりに取組んでいる。日本からの今回の訪問はウェブサイトにて紹介された。

ポジティヴ・ヘルスの概念に共感し、州のプロジェクトに積極的に関わっているマーストヒト大学の2人の学生が、取組み事例を説明してくれた。

オランダの家庭医マフトルド・ヒューバーは、2011年健康についての新しい概念を提唱しました。その考えは、健康とは「社会的,身体的,感情的な問題に直面したときに適応し、本人主導で管理する能力としての健康」。健康とは静止した「状態」ではなく「能力」とする考え方です。病気や障害があっても,医療や介護の力などを支えにして,気落ちすることなく人生を前向きに歩いて行けること,その力こそが「健康」とする捉え方です。何よりも本人主導を大切にし、本人にとって重要なこと、本人の生きがいに訴えています。

ヒューバーは、このコンセプトを「ポジティヴ・ヘルス」とネーミングし、さらに発展させて6つの健康の次元から構成される「くもの巣」と称するツール(レーダーチャート)を開発しました。くもの巣ツールは対話のツールであり、患者や医療従事者の理解を深めるのに役立ちます。

ポジティヴヘルスとは?
~くもの巣ツール~


英語版ポジティヴヘルスハンドブック~プライマリケアにおけるオランダの実例
ポジティヴヘルス誕生の背景や根底にある科学的な根拠などを説明し、オランダのプライマリーケアにおける活用事例が紹介されています。
対象はプライマ リーケアの専門職だけでなく、それを目指している方。
第9章では、日本における取組み(オレンジクリニック活動事例、
当財団 長谷川理事の研究事例)が報告されています。

ユトレヒト、くじらのモニュメントが伝えたいこと
このクジラ、海から回収された廃棄プラスチック5トンから作られている。日本語の書かれたプラスチックカゴもちらほら。世界の海の150,000,000トンもの廃棄プラスチック。SDGs の観点からも一人一人が生活の中で考える時。

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